2012年5月21日月曜日

4月映画メモ

●『ヘルプ ~心がつなぐストーリー』(監督:テイト・テイラー)

多重的に差別問題を描くので一方的な理解に終わらない。笑えるし、時間も感じさせなかった。良い作品。


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●『ジョゼと虎と魚たち』(監督:犬童一心)

NHK朝ドラ「カーネーション」にドハマリして、最終回を見届けた後、脚本の渡辺あやさんに敬意を表してDVDで再見。上野樹里はこの当時17歳か。



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●『その街のこども』(監督:井上剛

渡辺あやさんリスペクトは続く。

実験的な作りを見過ごしそうになるほどの脚本の緻密さと演出。ちょっとした会話や行動のどこにドラマの鍵が潜んでるかわからない。見事でした。

宇多丸さんもこの作品で渡辺あやさんを「発見」している。(2011年年間ベスト2位!(1位「サウダーヂ」)) 当時もちろん「カーネーション」は始まっていない。



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●『ロックンロールハイスクール』(監督:ロジャー・コーマン)

痛快学園コメディだったわけだが、面白かったのは、

「一般社会に対するアンチテーゼとしてのラモーンズ」ではなく「ラモーンズが完全なる正義で、教師や大人が完全なる悪」

という勧善懲悪映画だったこと。

この思考停止の振り切り方。

『コーマン帝国』公開を記念しての、意外なことに日本初上映だったそう。



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●『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(監督:ヴィム・ヴェンダース)

ヴェンダースらしい構図がこれでもかと続いてニヤリ。
これはピナとヴェンダースの合作なんだろう。

インタビューを受ける役者たちのコメントが流れている時、そこに映っている役者の映像は話していない。
これはただ目に入ってくる映像を見ればいいのだ。



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●『KOTOKO』(監督:塚本晋也)

初日、舞台挨拶も見た。

衝撃でした。これはもうホラー映画で、流血映画。
ここまで行ってやっと、KOTOKOとCoccoが別人格であると思えた。

エンドロールの「原案:Cocco」の文字にも戦慄。




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●『アーティスト』(監督:ミシェル・アザナヴィシウス

無声映画ってのは制約を逆手に取ったアイディアだったのね。トーキーへと時代が変わっていくのを描いてたりってのも含めて、ノスタルジー溢れる感動作っていうより気の利いたアイディア映画の印象。


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●『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』(監督:オリヴァー・パーカー)

「絶対笑えます」と勧められて頂いたDVD。
海外のドタバタコメディは笑いのツボがズレて笑えないことも多いけど、これは確かにめちゃめちゃ笑った。
出だしで諦めないこと。




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●『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(監督:入江悠)

シリーズ中最もスリリングで面白いし重い。

けど、1と2の持ってる絶妙さとはちょっと違う方向に行ってしまった。
あの二作を超えるにはこの方法しか無かったのかも。

TKD先輩最高。

このシリーズは最低でももう一度、3作とも見る。